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訃報 ―関根日出男先生を偲んで―

大変悲しいお知らせですが、これまで日本に於いて音楽をはじめとしたチェコ文化の普及に熱心に取り組まれ、中でもレオシュ・ヤナーチェクやボフスラフ・マルティヌーに関してご自身の人生のまさに全てを捧げてこられた関根日出男先生が、2017年1月18日の夜にお亡くなりになりました。

関根先生は、チェコ出身の作曲家の作品の熱烈なファンというだけではなく、研究者でもありました。
無数のチェコオペラの台本や、多くのチェコ歌曲の詞の日本語翻訳を手がけられました。また先生はチェコ音楽のLPやCD、DVDなどの作品レビューや、クラシックコンサートで配布されるプログラムの曲目解説なども手掛けられました。
1990年に日本マルチヌー教会を創設し会長を務め、また1998年からは日本ヤナーチェク友の会のアドヴァイザーを務めました。日本とチェコの音楽分野の紹介に貢献したとして、2004年ブルノで Leoš Janáček Foundation(レオシュ・ヤナーチェク財団)より感謝のメダルを授与されました。また、2009年11月にはチェコ文化の素晴らしさを日本に広めたとして、Artis Bohemiae Amicis賞(チェコ芸術の友賞)をチェコ文化大臣より与えられました。

駐日チェコ共和国大使館、及びチェコセンター東京における活動にもお力添えくださり、貴重な存在でした。

関根先生は、2017年がチェコと日本の国交回復から60周年にあたることを記念し、1年を通して日本の各地でチェコの文化イベントを開催し紹介する「日本におけるチェコ文化年2017」の名誉委員会の一員にも昨年選出されました。

 

関根先生とのお別れは、チェコにとって偉大な友人、また良き理解者を失うことであり誠に残念です。ご遺族の皆様に心よりお悔み申し上げますと共に、これまで熱心にチェコ文化を日本にご紹介くださった、先生の生涯を通じた功績に敬意を表し深く感謝いたします。

 

関根日出男先生の主な翻訳作品 

    ミラン・クンデラ『冗談』みすず書房 1970年、1992年(中村猛共訳)

    カレル・V.ブリアン『ドヴォルジャークの生涯』新時代社 1983年

    ヤン・ヴェーニグ『プラハ音楽散歩』晶文社 1989年

    ヤロスラフ・サイフェルト『この世の美しきものすべて チェコスロヴァキア』 恒文社 1998年(飯島周共訳)

    ルドルフ・チェスノフリーデク『利口な女狐の物語』八月舎 2005年

 

オペラ 

 B.スメタナ 『売られた花嫁』『秘密』『ヴィオラ』

 A.ドヴォジャーク 『ディミトリー』『悪魔とカーチャ』『ルサルカ』

 B.マルチヌー 『マリアの奇蹟』『ギリシアの受難劇』

 L.ヤナーチェク 全作品